耐性菌その3
前回のまたまた続きです。
けっこう、しつこい?(笑)
実は、この耐性菌の問題、
ドクターの指示を守る守らないというような
小さな問題ではなかったのです!
『食べ物から広がる耐性菌』日本子孫基金・編 発行所:三五館のP32より抜粋
なんと日本中で使用されている抗生剤は
病院や外来で使う500tよりも、
家畜900t、養殖魚200t、野菜・果物・稲に100t
つまり、人が病気になって使う量より
2倍以上も畜産業、農業で使う方が多い!
ということなのです。
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しかも人の場合は
一応、病気になってから、なのに
畜産業、農業は病気になると困るから、
病気になる前に恒常的に使用するのだそうです。
多剤耐性菌の発症は
もはや院内ではなく、食品つまりお家・街中に問題があるわけですね。
でも実はそんなこと、とっくに知ってたはずなんですよね。
2009年の朝日新聞です。
なぜか「多剤耐性菌」のことは、
ほとんどの病院では口にされない言葉みたいです。
子供が熱を出して病院へいっても
最近、全然クスリが効かないなぁ~という経験ありませんか?
具体的な体験談、是非聞きたいです。
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